ǟ�覚心理学 第７回

À�主観的輪郭」の説明として適切なものを１つ選びなさい。

ĸ�観的輪郭は，欠如した情報を補って完全な状態にしようとする視覚の働きによって生じると考えられている。

ĸ�観的輪郭は思い込みによる一種の目の錯覚で，正しい知識が得られることによって消失する。

ĸ�観的輪郭とは，輪郭が見えているようには感じられないが，そこには輪郭があるはずだと認識されることである。

ĸ�観的輪郭は，「隠れている部分」をほのめかす特徴がない図形ほど強く知覚される。

ĸ�観的輪郭は意識的なコントロールが容易で，どのように見えるかを意識的に変化させることが可能である。

ǟ�覚的群化の法則のうちの近接の要因の例として適切なものを１つ選びなさい。

À�ここでは　きものを　ぬいでください」と「ここで　はきものを　ぬいでください」では，認識される文が異なる。

À�脂肪」を「月旨月方」と書くと文字全体が拡大したかのように知覚される。

À�旧中山道」を「きゅう　なかせんどう」ではなく「いちにちじゅう　やまみち」と読み間違える。

À�借」や「傷」などの文字を近い距離でずっと見続けると，だんだんその文字を１文字として認識しづらくなる。

À�<----->」と「>-----<」では，「>-----<」の方が横に長く見えやすい。

ǟ�覚的群化の法則のうちの類同の要因の例として適切なものを１つ選びなさい。

Ȋ�時計では，同じ色の花が植えられている部分が文字や模様として認識される。

À�+---+---+---+」のように「+」と「-」を並べて書くと，線路の模様のように見える。

À�(^_^)」のような顔文字は，文字の並びが人の顔と類似していることによって成立する。

À�萩」と「荻」は似ているので，「はぎ」なのか「おぎ」なのか，よく見ないと区別が難しい。

À�おざなり」と「なおざり」は，どちらも同じ文字で構成されているので間違いやすい。

ǟ�覚的群化の法則のうちの共通運命の要因の例として適切なものを１つ選びなさい。

Ő�じタイミングや同じ方向に変化・移動する要素同士はまとまって知覚されやすい。

Á�の要素とどの要素が１つにまとまりやすいかは，生まれたときから決まっている。

Ⱥ�の安全などにかかわる重大なものほどまとまって知覚されやすい。

À�服」は「着る」，「帽子」は「被る」というように，名詞と動詞の組み合わせには一定の法則性がある。

À�役不足」と「力不足」は本来の意味は大きく異なるが，共通した部分が多いために同じ意味とみなされやすい。

ǟ�覚的群化についての説明として適切でないものを１つ選びなさい。

Ƨ�々な知覚的群化の影響要因のうち，最も影響の大きいのが経験の要因である。

ĸ�般的に，人の知覚システムでは対象ができるだけ簡潔に理解できるようなまとまりが優先される。

Ļ�の条件（類似どなど）が一定ならば，互いに距離が近いものがまとまりを形成しやすい。

ɡ�同の要因では，形そのものの類似性よりも形を構成している特徴の共通性（垂直線か傾斜線かなど）がより重要である。

ů�象の認識の差異にアモーダルな補完が働くことによって知覚的群化が生じることもある。

Ɂ�いの認識についての説明として適切なものを１つ選びなさい。

Á�くさんの対象の中から，他よりも特徴が増えたものを見つけるのは比較的容易である。

Ɂ�いの認識では，色よりも対象の形の方が強い影響を持つことが多い。

ĺ�の視覚は，明るさの違いよりも色相（色の種類）の違いの方が素早く処理できる。

ő�囲と似ていて溶け込んでいるように見える対象をうまく認識できないのは人間だけである。

Ť�数の「る」の中に１文字だけ紛れている「ろ」を探すのは，「ろ」の中に紛れている「る」を探すより困難である。

Ļ�下は，図や形の知覚に関する文である。これらのうち，内容に誤りを含むものを１つ選びなさい。

ϼ� ＞のように向かいあって閉じた形を作る特徴は，客観的構えの要因が強く働くことによってまとまりを作る。

Á�る図形の全体は，その図形を構成する個別の要素の総和以上の意味をもつ。

Ȥ�数の要素を１つのまとまりとして認識することにより，個々の要素ごとに知覚するよりも情報処理が効率的に行われる。

ŷ�右対称，上下対象のような対称構造は，知覚的複雑さを大きく低下させ，形の認識効率を高める重要な特徴である。

ƭ�方形や円から少しゆがんだ非対称な図形は，完全な正方形や円として知覚されやすい。

ǟ�覚心理学第７回